呼吸困難

病気は多いですが、前向きに生きていきます。目下の課題は重症喘息のコントロールです。

喘息か間質性肺炎か

9月27日にトイレ掃除で発作を起こし、救急搬送に至った。
だが実は搬送先の呼吸器科の医師から「喘息の重積発作」と説明は受けていない。
搬送先の病院では採血一本の検査という検査を全くしなかった。
ただ命を救ってくれたにすぎない。
私は呼吸器の医師に「ここでフォローしてください」と頼んだ。
だが車で自宅から片道1時間半以上かかり、おそらく冬になると、倍の時間がかかる。
呼吸器の医師は「ここに通うのは非現実的です」と言った。
それで、一旦かかりつけのリウマチ科に返された。


9月27日に入院して、退院したのは10月6日の金曜日。
リウマチ科には話は通っている。
呼吸器の医師が
「今日手紙持ってあらかじめ主治医に見てもらっておいたら?」
と、なんとなく、もううちでは見ませんよオーラが出ていたので、まあその通りにした。
土曜日から3連休だ。
前日の朝、いきなり回診に来て、点滴が止まり、酸素チューブを外され、歩行時のサーチ(酸素飽和度)を測定した。
50メートル歩くと86%になり、ストップがかかった。
退院時に医師に言われたのは
「50メートル歩くと酸素飽和度が落ちるので、50メートルに一度休んでください」
と言う。無茶だなと思ったが、苦しければ休めと言いたいのだろう。


しかし。私は家から5分の整形外科まで行くのに、途中しゃがみ込んだ。
「苦しければ休め」
休まざるおえない。というか、急激に苦しくなり、立ったままではいられない。
この状態だと外出が苦痛になる。


連休中家族3人で大変緊張した。
急性期の状態から、いきなりステロイドの点滴と酸素を外され、翌日退院だ。
つまり、入院前の状態の内服に戻った。
連休明けの10月10日の受診予約は取ったし、手紙も届けた。
自力でできることはそのくらい。
ただただ安静にした。


10月10日、受診の予約時間は10時半。だが9時前には病院に入った。
すると受付を済ませた途端、診察室に呼ばれた。
付き添いの娘と共に診察室に入る。
「にゃーさん、ごめん!去年から苦しいって言っていたのに」
随分謝られた。
そうだ、去年の冬から夜間ひどい咳と、常時喉の奥がヒューヒューしていた。
だが、喘息の薬と吸入薬は出ていた。ただ量は少ない。さらに間質性肺炎があるので、定期的にX-PとCTは撮っている。
私はいえいえと言いつつ「COPDの可能性はないでしょうか?」と尋ねた。
主治医はCTを見ながら「それはない」と言う。聴診器を胸に当て
「やっぱり喘息の重積発作だよ」
と言われた。


だが私は入院中、随分iPadで今回の症状について調べた。
結論として、私は「間質性肺炎の急性増悪」を疑った。
理由は、整形へ徒歩5分歩くのにも苦しくてしゃがみ込んだこと、ゴミ捨てで息切れが発生したこと、そして20分のトイレ掃除で呼吸状態が悪化していること、つまり全て「労作時」に発作が起きている。
喘息なら安静時でも突然発作が起きるし、重積発作が起きるトリガーが見つからない。


とりあえず総合病院の呼吸器科に受診したい旨を伝え、紹介状を書いてもらった。
そして地域連携室が取ってくれた総合病院の受診日が11月1日。
「マジか」
3週間以上ある。その間に大発作を起こしたら、どうする?
とりあえず苦しくなった時飲むプレドニンはもらった。
以降今日まで、ほぼ毎日プレドニンを飲んでいる。
この薬は諸刃の剣だ。点滴治療も確かにステロイドではあった。
プレドニンも当然ステロイド。
だがよく効く代わりに非常に感染しやすくなるし、糖尿病も悪化しやすい。
現時点で感染すれば、また重度の呼吸困難になり、命の危険にさらされる。
それにいくら私が自宅に引きこもっても、夫も娘も仕事に行けば、買い物にも行く。
2人が感染すれば、私も感染する。


とは言え、仕方がない。上級国民でもなければ、コネもない。
10月10日から11月1日までの間に私が死んでも、家族が悲しむだけで誰も困らない。
「庶民の命は安いものだな」と痛感した。


かくしてただいまベッド上安静中。
一度心療内科に受診したが、診察室に入った時に、あまりに私が息切れしているから、心療内科の医師は驚いていた。
「病気はなんなの?酸素しなくていいの?」「検査せずリウマチ科に返されて、11月1日呼吸器科受診なんです。ルームエアでサーチ90%あれば良いとのことですが、動くと苦しくて」
心療内科の医師は
「なんだ?その医者!僕だって分野は違うけど、90%なんて苦しいのわかるよ」
と言った。うん、それ、呼吸器科の医師に言ってほしいよね。


とにかく動くことを制限して、体に負荷をかけないようにした。
だがとんでもない事態が起きた。
夫がある日「筋肉と喉が痛いんだ」と言う。先々週の後半だったと思う。
その日の夜から2日間、ひどい咳だ。夜中中ゲホゲホ絶え間なく咳をしていた。
そして38度台の発熱。
次に娘が「具合悪い」と言い出した。
夫は熱は下がったが、匂いと味がしないと言う。
ほぼ確定だと思ったが、3人でコロナの検査の予約を入れた。
結果、夫と娘はコロナ陽性、私だけ陰性だった。
「詰みか」
前より重症化すれば、今度は挿管(意識を落として気管にチューブを入れる)だろう。
ところがである。
今の今まで、私は感染していない。
娘の職場から検査キットが送られてきたが、3日連続で検査しても陰性だった。
体の中で何がどう作用しているのかわからない。


だが。11月1日まで、あと4日。
「後から発症する落ちじゃないよね?」
人間いずれ死ぬが、急死は困る。生前整理をしたい。
なんとか、11月1日まで発熱しないで欲しい。

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