呼吸困難

病気は多いですが、前向きに生きていきます。目下の課題は重症喘息のコントロールです。

廃用症候群

このお題をいつかはやらねば、と思っていて、逃げていた。
多少調べ物が入る系だからである。


今23時。21時には眠りについているから、2時間しか眠っていない。
けれど昼寝をした後も本を読もうと思ってウトウトしたので、現時点では今日の話になる。
多分日をまたぐが「今日の話」ということで統一させてもらう。


どうしてもわずかな時間、力まなければいけない時間が5分くらいあった。
排便ではない。
ゴミの処理だ。


家事は料理と洗濯だけではない。
リビングに2つ、風呂場に1つ、寝室に1つのくずかごから燃えるゴミを収集し、可燃ゴミをまとめて金曜日の朝、ゴミ捨て場に持って行くだけの状態にする。
これをやってみた。


夕食に初めてワタミのおかずを食べた。味は良いが3品は少なかった。
土曜日はワンランク上の冷凍食品がくる。
もう週2回、ワタミにさせてもらうことにした。
野菜も多い。


それで夕食を作らなかったので、ゴミの分別をしたわけである。
いつもは夫の仕事だが、シャワーと洗濯しかせず、ガス代節約のため、ストーブをつけないで布団に潜っていた。
最高気温0度。こちらでは暖かい部類だ。
それで運動不足なので、大きな銀色のゴミ箱からゴミを取り出した。
3日分の生ごみが入っているので、重い。
その後ゴミ箱にゴミ袋をセットした。
収集したゴミも合わせて一つにして、玄関先まで持って行った。
何気ない家事である。


ところが、息苦しくなった。
サーチ(酸素飽和度)を測る。91%。息切れをしている。
5分ほどで息切れはおさまり、サーチは94%になったが、この作業をしたのが18時30分。
21時に寝るまで苦しかった。
まあ、自制内ではある。


抗体治療のテゼスパイアを打ったのが先月の22日。
今日は14日。25日間経った。
なるほど、そろそろ薬の効果が切れてきたか。
でもそれだけではないと思う。
9月27日からほぼ寝たきりだ。
心臓と肺が、廃用症候群になっていると思う。
喘息の発作ではないと思う。


ここで「廃用症候群」とは何かの説明をする。


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【廃用症候群】
廃用症候群は、「身体の不活動状態により生ずる二次的障害」として体系化された 概念で、不動や低運動、臥床に起因する全身の 諸症状を総称する。
廃用症候群の要因は,主に内的(一次的)要因と外的(二次的)要因とに分類され る。
廃用症候群の症候は、筋骨格系、循環・呼吸器系、内分泌・代謝系、精神神経系 など各臓器の症状として多岐に現れ、日常生活自立度を低下させる。


【廃用症候群の要因】
・内的(一次的)要因:罹患している疾患に付随した身体症状、精神症状により不動 の状態が続く場合(例:麻痺、疼痛、息切れ、抑うつ 等)
・外的(二次的)要因:外部環境が身体活動を制限しているために不動の状態が続 く場合(例:ギプス固定、安静の指示、介助者の不在 等)


【廃用症候群の症候】
身体の動きの表出・持続・調整には、筋骨格系、循環・呼吸器系、内分泌・代謝系、 精神神経系の多臓器が関わりあっており、内的要因、外的要因を契機に各臓器の不活動状態が長期化すると、諸臓器の機能低下の悪循環が生じる。


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要するに
「安静にしている期間が長いと、足腰が弱るし、内臓の活動も低下する」
ということだ。
あまり読みたくないだろうが、あとで簡単に説明するので、我慢して欲しい。


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【筋骨格系 】


1筋力低下、筋萎縮
・不動による筋蛋白質の合成低下、分解亢進により生じる。 
・姿勢の保持と歩行に関係する抗重力筋に強く起こりやすい。
・毎日数秒間最大張力の 20~30%の強さの筋収縮を行うことで筋力維持が可能である。


30%をこえる負荷で筋力は増大するが、20%未満の負荷では維持できない。安静臥床のままでは、初期に約 1~3%/日、10~15%/週の割合で筋力低下がおこり、 3~5 週間で約 50%に低下すると言われている。


【骨萎縮 】


・不動による骨吸収亢進により続発性骨粗鬆症として骨萎縮が生じる。
・低栄養状態やステロイド治療等、臥床以外にも骨量減少を誘発する要因をもつ者で は骨萎縮が進行しやすい。


【関節拘縮 】
・不動により、関節周囲の皮膚や筋肉,靭帯等の軟部組織が変性し、関節可動域が制限される。


循環器系】


1運動耐容能低下 
・循環機能として酸素運搬機能に不動が影響すると、全身持久力低下により、脱力感や易疲労性が生じる。


2起立性低血圧 
・不動による循環血液量低下と血管運動調節機能障害、心筋機能の低下が、起立性低血圧、眩暈や失神症状を引き起こす。


3静脈血栓 
・不動による下肢筋群の筋収縮-弛緩ポンプ作用の減少が、血流の停滞、循環血漿量の減少による血液凝固能を亢進させ、静脈血栓が生じる。


【呼吸器系】


1換気障害・沈下性肺炎 
・不動による呼吸筋の筋力低下、胸郭の可動域制限は、一回換気量、分時換気量、肺活量、機能的残気量の低下を減少させる。


 ・背臥位の姿勢が続くと、重力によって細気管支のより低い部分に粘液が溜まり、気
管支線毛の浄化機能が損傷され、細菌感染の土壌となりやすくなる。


(参考: 東京都保健医療局)


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まだあるが、混乱するのでここで辞める。
特に私に当てはまるものには文章を赤くした。


① 筋力低下、筋萎縮に関しては、約2ヶ月半安静にしていたので、通常時の半分しか力を発揮できない


② 安静臥床+ステロイドの大量投与で、骨粗鬆症が進んだ→12月9日転倒し、足の指を骨折した


③ 臥床した状態から急に立ち上がると、目の前が真っ白になることがある。めまいは自覚がないが、2回目と4回目の転倒は深夜トイレの前後に起きている。


④ 「静脈血栓」とは、安静にしていると動かないから血液の循環が滞り、血の塊ができることがある。 
足から心臓へと血液を戻す血管が詰まると「肺塞栓症」を起こす。


※ 肺血栓症とは、肺の血管に血のかたまり(血栓)が詰まって、突然、呼吸困難や胸痛、 ときには心停止をきたす危険な病気。この病気は、長時間飛行機に乗った際に起きる「エコノミークラス症候群」と呼ばれ、 マスコミにも取り上げられたが、長期入院中や手術後にも発生する。


私は血栓ができていないか、入院中「下肢静脈エコー検査」を行った。
というのも、入院時、1分間に40回の息切れを起こしたからだ。肺塞栓症の症状に息切れがある。


⑤ 呼吸器系は、赤文字の文章そのままの解釈だ。
 呼吸筋の筋力低下、胸郭の可動域制限は、一回換気量、分時換気量、肺活量、機能的残気量の低下を減少させる。→息切れ



まあ、こんな感じでザックリ言えば
「安静臥床で手足の筋力が低下している。心臓の機能と肺の機能が落ちている。少し動いたり重いものを持つと、息切れがして、苦しくなる。骨粗鬆症になる」
いうこと。



私は2ヶ月半安静臥床している。
いっぺんに多くのことはできないが、やれそうなことをやってみて、苦しければランクを落として動く。苦しくなければランクを上げてみる。
このように手探りで動作を増やしていくしかない。


不幸にも足の指を骨折した。というか、起こるべくして起きた。
15日整形受診。行きは送ってもらうが、帰りは歩いて帰ってこようと思う。
路面がツルツルで怖いが、他の人の1/3の速度で、気をつけて歩いてみる。

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