呼吸困難

病気は多いですが、前向きに生きていきます。目下の課題は重症喘息のコントロールです。

プレドニンについて

次回リウマチ科の主治医の受診日が、11月13日。
心療内科の受診日が、11月15日。
家族は
「とにかく入院を先にさせてもらって」
とうるさい。
私も含め、全員不安だからである。


入院は主治医に勧められていたことでもある。
「呼吸器リハビリをしませんか」と。
私はまず確定診断して欲しい。
せっかちなこともあるが、入院前の治療に戻っているから発作が怖い。
ただ、マシな状態になったのは「プレドニン」のおかげだ。 


ここで随分「プレドニン」を連呼しているが、じゃあそもそもプレドニンとは何か?である。
以下「くすりの適正使用協議会」のサイトから抜粋。


……………………………………


[プレドニンの薬の作用と効果について]


合成副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)で、抗炎症作用、抗アレルギー作用、免疫抑制作用のほか、広範囲にわたる代謝作用を示します。
通常、内科・小児科、外科など各科のさまざまな病気の治療に用いられます。
ただし、病気の原因そのものを治す薬ではありません。 


引用: 一般社団法人 くすりの適正使用協議会 くすりのしおり
……………………………………


患者さん説明用とは書いてある。
インターネット普及の今、身につまされた人の学習意欲は凄まじいし、知識も豊富。
ただ、間違えている情報も多い。
それを鵜呑みにされると厄介なので、今の医療従事者に求められるのは「情報の整理」であろう。
ただ黙って「お医者様」の言うことを聞く時代は終わった。
私が看護師になったのは35年前。
当時の医師は「天狗」だった。なんなら看護師も頭が高かった。


医師は地頭が良くて、勉強が好きな人が医学部合格を勝ち得る人もいる。
地頭は遺伝が関与するところが大きい。(と思う)
代々医師の家系がある。
だがそんな人ばかりではない。
「知能は普通」の人も多い。そういう人は「ひたすらな努力」が求められる。


本人が「自分は何がなんでも医師になりたい」と言って努力する人もいれば、親が「なんとしても医師にさせる」と幼少期から勉強を強いて、友人と遊ぶ、アニメや漫画、ゲームの制限をして、何時間でも勉強させる親もいた。
今なら「教育虐待」であろう。
それで泣きながらずっと娯楽を制限されて、無理に医師になった人の中には、実は精神を病む人もいる。
だが大抵「性格の悪い医師」が誕生する。


現代では、医学部も患者への接遇の学習をする。
45歳以上の医師は「ちょっとどうかと思う」人もいるが、今は随分患者さんに優しくなった。


何を言いたいかと言うと「患者が黙って治療を受け入れる時代は終わった」のだ。
ただ医師の言うことを黙って聞いていたら、病気が悪化することもある。


今回処方された「発作時のプレドニン」
10日間入院した呼吸器科の医師は「一回15mg、一日30mgまで可」の指示を出した。
プレドニンは最もメジャーな薬の一つだ。
看護師なら、効果も期待できるが、大量服用のリスクと勝手に減薬または断薬した時の恐ろしさを知っている。
それを、いきなり随分たくさん処方して退院させた。説明もなしに。
普通の人なら、正直に言うことを聞く。
リウマチ科で
「これは多いよ。一回5mgにして、よくならなければ追加して」
と主治医に言われた。


私は「自己免疫性肝炎」を発症した時、1錠5mgのプレドニンを1日6錠、つまり30mgから始めた。
この薬のコントロールのために、無症状の私は2週間以上入院した。
効果を見ながら数日に一回5mgずつ減らし、1日2錠つまり10mgで退院した。
その後通院し、1日5mgまで減らして、それを2年間続けた。
難病の手続きは教えてくれなかったし、無症状だから何も考えなかった。
ここで「プレドニンの副作用」に触れる。
あくまで先ほどのサイトの患者向けの説明だ。


……………………………………


[この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)]


主な副作用として、満月様顔貌、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。


かぜのような症状、倦怠感、発熱[誘発感染症、感染症の増悪]
吐き気、のどが渇く、疲れやすい[続発性副腎皮質機能不全、糖尿病]
吐き気、便が黒くなる、腹痛[消化管潰瘍、消化管穿孔、消化管出血]
気分が落ち込む、やる気がおきない、筋肉の発作的な収縮[精神変調、うつ状態、けいれん]
腰・背中の痛み、関節の痛み、筋肉のこわばり[骨粗鬆症、大腿骨および上腕骨などの骨頭無菌性壊死、ミオパチー]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。


………………………………
引用: 一般社団法人 くすりの適正使用協議会 くすりのしおり


これを図にしたものが次。



引用: 看護roo!


……………………………………


🌟私の既往歴


生後 3ヶ月 腸重積 手術 


32歳 気管支喘息


35歳 子宮腺筋症 卵巣嚢腫 開腹手術


36歳 うつ病発症


42歳 胆石 胆嚢除去手術 


42歳 自己免疫性肝炎


44歳 関節リウマチ 発症


45歳 原発閉塞隅角緑内障 手術


46歳 冠攣縮性狭心症 、高血圧
   関節リウマチ悪化


47歳 間質性肺炎


47歳 気管支喘息悪化
      
47歳 糖尿病


52歳 虫垂炎切除術 


54歳 間質性肺炎悪化。笑ったり大きな声を出すと咳き込む。リウマチ科から様子をみようと言われた(KL-6 859)
 
55歳 右肋骨骨折(骨粗鬆症)


55歳 第4、5腰椎、仙椎、椎間板なし


56歳 令和5年9月27日、トイレ掃除中に呼吸困難。自宅でSpO2 82%、息切れがおさまらず、救急車で搬送、コロナ陰性、中等度〜重度の呼吸困難と言われ、10日間入院


……………………………………


赤太字が「自己免疫性肝炎」とプレドニンの内服が連れてきた病気である。


「お勉強ブログ」にするつもりはないので、プレドニンとステロイドについての説明は次回にする。

×

非ログインユーザーとして返信する